駐車場で後方を見ながらバックしていたら、ブレーキではなくアクセルを踏んでしまい、後ろに急発進!
危うく後ろの車に突っ込むところだった…という経験ありませんか?
本当に「ヒヤッと」しますよね。
実は、こういった経験、あなただけではありません。
世界中で多くのドライバーが経験し、このアクセルとブレーキを踏み間違えることにより、事故が多発しているんです。
今回は、そんな踏み間違い事故に焦点を当て
- どうして踏み間違いが起こってしまうのか?
- 何か対策法はないのか?
- 後付できる対策グッズ
についてご紹介していきたいと思います!
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お好きな所からお読み下さい
アクセル踏み間違いによる事故件数と傾向
アクセルとブレーキを踏み間違えることによる人身事故は、なんと年間平均7,000件以上も起きているんです!
まさかそんなに間違える人がいるなんて!と、ちょっとびっくりしますよね。よくニュースで紹介されているコンビニへのツッコミなんかは氷山の一角ということですし、ご年配の方だけでなく若い方でも同じようにトラブルを生じてしまっている、という事でもあるわけですから…。
そして、この事故による死者も少なからず出ているのが現実です。

では、アクセルとブレーキの踏み間違い事故はどんな人、どんな状況で起きているのでしょうか。
事故の傾向を
- シチュエーション
- 年齢
に分けて、見ていくことにしましょう。
踏み間違いが起きるシチュエーションは?
踏み間違い事故がダントツで多いのは“駐車場”です。
みなさんもよくニュースなどで目にすると思いますが、
- コンビニ
- 飲食店
- 病院
などで、建物の前に駐車する場合、アクセルとブレーキの踏み間違えでそのまま建物に突っ込んでしまう、という状況ですね。
下記の動画は、そんな瞬間を捉えた映像です。
いや、本当に怖い…
巻き込まれた方は、恐怖でしかありませんよね。
こういった平面な駐車場だけでなく、立体駐車場でも、事故は起きています。
踏み間違いによって、駐車スペースから落下してしまう場合も少なくなく、ドライバーや歩行者の命に関わる重大な事故といえます。
また、
動画でもあるように、ギターなど高額な商品になりやすいものをアクセルの踏み間違えで大量破壊してしまった場合には、任意保険にでも入っておかないと借金地獄になってしまいます。
万が一のことを踏まえ、今のうちから保険を見直しておくべきでしょうね。
関連記事 → 任意保険のおすすめの選び方
年齢的な要因も
年齢も踏み間違い事故に、大きく関係しています。
みなさんは、何歳くらいが一番踏み間違い事故を起こしやすいと思いますか?
高齢者に多い事故というイメージがありますが、実は“10~20代”が一番多いんです。
免許取りたてで運転経験があまりない10~20代が事故を起こしやすい傾向にあるんですね。
だから、運転に慣れてない若い世代は保険料がいっちばん高くなってしまうんです。
続いて70代以上、60代以上と続きます。
その他の年代でも踏み間違いによる事故はありますが、10~20代と高齢者と言われる65歳以上で、全体平均の3倍以上を占めていることがわかりました。
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なぜアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が起こるのか?
人はなぜアクセルとブレーキの踏み間違えてしまうのでしょうか。

そこには、いくつかの理由がありました。
- 焦りやパニック
- 気を逸らすような出来事
- バックするときの姿勢
- 目視を怠った
1つずつ、解説していきますね。
原因その1.焦りやパニック
実際にあった事例として、焦りやパニックといった心理状態のときに、踏み間違いが起こるケースがあります。
子供が急に飛び出してきて、驚いたドライバーはブレーキを思いっきり踏んだつもりが、アクセルを思い切り踏んでしまい、そのまま正面の家に突っ込んだ、と言うものです。
急に思いがけない事が起こると、パニック状態になり、ペダル操作を誤ってしまうことが多いんですね。
原因その2.気を逸らすような出来事
例えば、運転中に携帯が鳴ったり、知り合いとすれ違ったりした時、ドライバーは気を取られ、誤操作してしまうことがあります。
ブレーキを踏んだと思いこんでも、普段から操作回数の多いアクセルペダルのほうを誤って踏んでしまう傾向にあるようです。
だからポケモンGOとか、自転車に乗ってる人を凝視するとかは言語道断です。
バックするときの姿勢
バックっする時は、多くの人が後方を見ようとして体をねじった状態になりますね。
実はこの時、アクセルとブレーキの正しい位置を把握できなくなる傾向があります。
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個人差はありますが、後ろを向いたままのペダル操作なので、ブレーキを踏んだと思い込んで、アクセルを踏んでしまい急発進→事故になるケースがあるんですね。
目視を怠った
実際にあったののは、みなさんがよくニュースなどで目にするものかと思います。
コンビニの駐車場から、前進駐車で止めていた車を出すとき、「R」に入れたつもりが「D」に入っており、気がつかずそのままアクセルを踏んでしまい、コンビニに突っ込んでしまった、と言うものですね。
また、オートマ車は圧倒的にアクセルの踏み間違いがおおいみたいです。
たぶん、ダイレクトに操縦している感覚がないからでしょう。
では、どのようにして踏み間違えを防止すればいいのか?
心構え的な所もあると思いますが、そこだけで終わらないのがこのクルマドコロというサイトです。
では、考え方ふくめ物理的に踏み間違えを対策できる便利なグッズを紹介して行こうと思いますね。
アクセル踏み間違え防止対策を紹介!
上記であげた、踏み間違いの事故原因を見ていただければ分かる通り、いずれにしても、
- 焦り
- 思い込み
から事故は発生しています。

アクセル踏み間違え防止対策としてできることは、主にこの4つです。
- 車を運転するときは落ち着いて、きちんと目視する
- 踏み間違い防止アシスト機能の付いた車に乗り換える
- マニュアル車に乗る
- 後づけグッズを利用する
車を運転するときは落ち着いて、きちんと目視する
とにかく時間がなくて急いでいる、というときに間違いは起こります。
注意力が散漫していて、心理的にも焦っているので、踏み間違い事故が起こる確率は格段に高くなります。
踏み間違い事故にとどまらず、交通事故全般に言えることですね。
- 時間に余裕を持って行動すること
- 一つ一つの動作を意識し、確認すること
この2つを注意することが大切です。
踏み間違い防止(自動ブレーキ)機能の付いた車に乗り換える
ブレーキを踏むべき状況で、誤ってアクセルを踏んでしまっても、車自体が誤操作を検知して、加速を抑える機能が付いている車です。
モニターで駐車枠を検知したり、障害物を検知したりすることで、最適な動作を判断してくれるんですね。
こういった機能が付いていれば、事故を未然に防ぐ事ができるので、万が一に備えて車を乗り換えるのも、一つの手でしょう。
マニュアル車に乗る
AT車限定免許じゃない方は、マニュアル車(MT車)に乗り換えることも効果的です。
AT車の特徴として、「隣同士にあるのブレーキペダルとアクセルペダルをを同じ足で操作する」という動作があり、これが、踏み間違いの原因と関係しています。
MT車はAT車と違い“クラッチ操作”があり、いきなりアクセルだけを踏んでも、発進することはありませんし、むしろエンスト(エンジン停止)してしまいますよね。
踏み間違いはあったとしても、それにより誤発進して事故が起きるということは、ほぼありえないのです。
後づけグッズを利用する
これは今乗っている車に取り付けることで、急発進を抑える事ができる装置なんです。
踏み間違いによる事故減少に効果が有ると注目されているのですが、その効果はいかほどなのか?
詳しく見ていきましょう。
後付グッズの効果と取り付け方
踏み間違いによる事故減少に効果が期待される後づけグッズですが、みなさんご存知、オートバックスから「ペダルの見張り番」という商品が発売されました。
先ほど簡単に説明しましたが、これは急発進を抑えることで、踏み間違いによる事故を防いでくれるというものです。
まずはこちらをご覧ください。
このように、時速10km以下のときにアクセルを強く踏んだことを感知し、警報音がなり、急発進を防ぎます。
このように、時速10km以下のときにアクセルを強く踏んだことを感知し、警報音がなり、急発進を防ぎます。
感知するアクセルを踏む強さも三段階から選ぶことができる上、100車種以上に対応しています。
駐車場だけでなく、
高速道路での渋滞でも
活躍してくれそうですね。
ただ、ちょっとお高いのがネック。
価格は、取付部品・工賃込みで、3万9,999円(税抜)で、車種別に必要なパーツは別途購入しなければいけないようです。
合計すると、約4万5,000円ほどになるようですね。
それでもフェラーリや頬に傷のついたオジサマのクルマに突っ込むリスクを減らせるとくれば、安い投資案件なのではないかと個人的には思います。事故をすると保険料も上がりますからね。
同じような機能を持った商品も販売されていますが、主に車のパーツを外したり、様々な配線を行ったりと、難易度が高く、素人が簡単にできるものではありません。
「ペダルの見張り番」も工賃込みにして販売しているのは、知識がない人が付けるのが、難しいという理由もあるからでしょう。
素人が下手に挑戦して、配線を違えたり、パーツを外したがもとに戻せなかったなどのトラブルにもなりかねないので、お金を出してでも、プロに頼んで取り付けてもらうことをおすすめします。
ご購入はこちらよりできるみたいです。
まとめ
アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は、車を運転する人には必ず起こりうる事故です。
どんな事故でも「自分は大丈夫」という油断や思い込みは大敵ですよ!
後付グッズなどをうまく活用し、万が一に備えることで、事故を防ぐことに繋がりますので、是非検討してみてくださいね。
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