ロードサービスで有名なJAFが発表している、出動理由の第1位って何だかわかりますか?
実は“バッテリー上がり”が最も多く、年間80万件も出動しているんです!
みなさんの予想通りかもしれませんが、バッテリー上がりは多くの人が経験しています。
そしてバッテリーが上がったとき、ロードサービスを呼ばなくても、救援車とブースターケーブルがあれば、バッテリーを復活させることが可能です。
ただし、つなぎ方を間違えると、重大な事故につながってしまうので、注意しなければいけません!
そこで今回は、バッテリーが上がった時のブースターケーブルのつなぎ方とやり方間違えたときの故障や事故の危険性を説明します!
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ブースターケーブルのつなぎ方
バッテリーが実際に上がってしまったら、「ジャンピングスタート」という方法で、バッテリーに電気を供給し、復活させる方法があります。
その際には、下記の3点が必要です。
- 救援車を呼ぶ
- ブースターケーブル
- 車の取扱説明書
ブースターケーブルや取扱説明書は常に車に常備しておくといいでしょう。
ただし、救護車は友人にや家族に来てもらうか、遠出していて無理な場合は、通りすがりの人に頼んで手伝ってもらうといいでしょう。
こちらの動画は手順と注意点を簡単に説明していますので、是非見てみてください。
手順を簡単に説明すると
- 救援車を呼ぶ
- ケーブルが届く位置まで、2台の車を近づける
- 車内の電気機器をすべてオフにする
- ボンネットを開ける
- 赤ケーブルをバッテリーが上がった車→救援車の順番で+(プラス)端子に繋ぐ
- (※)黒ケーブルを救援車→バッテリーが上がった車のアースの順番で-(マイナス)端子に繋ぐ
- 車内の電気機器がすべてオフになっているかもう一度確認する
- 救援車のエンジンをかける
- アクセルを踏みエンジン回転数1500~2000を維持し、5分ほど継続する
- バッテリーが上がった車のエンジンをかける(かかったらエンジンは切らない)
- 救援車のエンジンを切る
- 黒ケーブルをバッテリーが上がった車のアース→救援車の順番で-(マイナス)端子から外す
- 赤ケーブルを救援車→バッテリーが上がった車の順番で+(プラス)端子から外す
- ボンネットを閉める
(※)アースの位置は車種により異なりますので、取扱説明書で確認して行ってください。だいたい、エンジンルーム内のデカいボルトに挟めばアースはとれます。
つなぎ方のポイントは、
- 救援車と同じ電圧であることを確認する
- 電気を使用する機器すべてをオフの状態にする
- 赤を+(プラス)端子、黒を救援車の-(マイナス)端子、バッテリーが上がった車のアースに繋ぐ
- ケーブルをつなぐ順番は必ずプラス側から、外す際はマイナス側から行う
- 金属部分には触らない
- 金属部分にケーブルの金属部分を当てない
これらを抑えれば、問題なくバッテリーを復活させることができます!
エンジンがかかってもすぐに切らずに、しばらく走行して充電するようにしましょう。
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やり方間違えると故障する?
先ほど、ブースターケーブルのつなぎ方の手順とポイントについて説明しました。
実は、これらを守らなかった場合かなり危険です!具体的にどうなるかというと、引火・爆発の可能性があるんです!
考えただけで恐ろしいですね…。

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具体的には、ブースターケーブルのつけ方を間違えてしまうことで、バッテリーから膨大な電流が流れます。いわゆる過電流状態になるので、ヒューズが飛んで、オーディオが故障したりします。
そして火花が散り
ブースターケーブルへ引火
燃えてしまいます。。。
バッテリーはからは微量の水素が発生しているので、次に水素に引火し爆発、車の燃料であるガソリンにまで引火していく可能性もあります。
被害がどんどん大きくなると、故障どころではなく、車自体が丸焦げになり、自分の身も危険にさらされます。
それほどの危険性があると言うことを忘れずに作業しなければなりません!
大げさだと思っている人もいるでしょうが、用心するに越したことはありませんからね!
手順やつなぎ方はきちんと確認しながら、正確に行っていく必要があります。
バッテリーが上がる原因は?
みなさんも、車のバッテリーが上がってしまった経験があると思いますが、一体なぜバッテリーが上がるかしていますか?
バッテリーが上がるには原因がいくつかありますが、その中でも最も多い原因は、電気の使用量がバッテリーに充電された電気量を超えてしまうことなんです。

具体的に言うと
- ライトや室内灯の点灯
- 電装品の使用
- エアコンの使用
などなど…。
これらを併用して使用することで、電力消費量が増えて、バッテリーに大きな負担をかけてしまうんですね。
そして、どんどん充電された電気が使われていき最終的にバッテリーが上がってしまうというわけなんです。
知らない方も多いと思いますが、車は走らせることで充電し、ライトがついたり、シガーソケットから電源を取ったりできるんですね。
逆に、車に乗らない状態でバッテリーを放置しておくと、自然放電という現象が起こり、これもまたバッテリー上がりの原因になります。
要は、走ると充電し、放置すると放電する。そして、充電と放電のバランスが取れないと、バッテリーが上がる原因になるということです。
冬はバッテリーが上がる確率が高いって本当?
ずばり、本当です。
なぜ冬になるとバッテリーが上がる話をよく聞くかというと、みなさんの予想通り、“寒さ”が原因なんですね。
バッテリーは寒いと性能が落ちてしまうからです。
どういうことかというと、バッテリー内にはバッテリー液が入っていてその液体の温度が下がることで、バッテリーの性能が落ち、結果バッテリーが上がりやすくなると言うことなんですね。
これは新品のバッテリーでも同様で、外気温-20℃になると、その性能は半減してしまうと言われています。
新品のバッテリーだから大丈夫!というわけではないので、注意が必要ですね。
ちなみに、気温が低くなることでエンジンオイルが固くなることも一つの原因です。
エンジンをかけるときに、より多くの電力を使うことになるので、バッテリー上がりにつながります。
バッテリーの寿命も原因?
バッテリーにも寿命があるのはご存知ですよね?ただ、どのくらいか知ってる人は意外と少ないんですよね。
車の使い方によっても異なりますが、バッテリーの寿命は約2~5年と言われています。
- あまり乗らない
- 夜間走行が多い
- 「ちょい乗り」中心
上記に上げたような乗り方をしている車のバッテリーは極端に寿命が短くなってしまい、バッテリーの交換時期が早まる場合があるので注意が必要ですね。
頻繁にバッテリーが上がってしまうようなら、それはバッテリーの交換時期かもしれませんよ!
バッテリー上がり対策法
バッテリーも対策をすることで、寿命が伸びたり、バッテリーが上がりにくくなります。
ここでは、バッテリー上がりを防ぎ、快適に使うための対策方法を紹介します!
- 1ヶ月に1回は車を走らせる
- アクセサリ状態で電気を使わない
- 定期的に点検する
1ヶ月に1回は車を走らせる
長期間乗らないと、バッテリーが自然放電してしまい、バッテリーの寿命が短くなってしまいます。
エンジンをかけるだけ、という人もいますが、それだと車の発電を司るオルタネーターがまわらず、発電量より消費電力量が多くなってしまいます。最低でも1ヶ月に1回は、車を走行させるようにするといいですね。
ですが、約10分程度のいわゆるちょい乗りでは意味がないどころか、余計にバッテリーの劣化につながりますので、なるべく長時間走行することをおすすめします。
アクセサリ状態で電気を使わない
バッテリー上がりの一番の原因です。電気を使う一方になるので、極力避けるようにしましょう。
特にライトや室内灯のつけっぱなしには注意しましょうね!
定期的に点検する
バッテリーの異常をいち早く知るためには、定期的に点検する必要があります。
自分でチェックするには、下記の3項目を見るといいでしょう。
- 膨らみがないか
- 白い粉がついていないか
- バッテリー液は規定の量が入っているか
ガソリンスタンドなどでは、電圧のチェックもできますので、給油のついでにみてもらうといいですね!
まとめ
ブースターケーブルのつなぎ方と、故障や引火の危険性についてご理解しただけたでしょうか?
つなぎ方の手順やポイントも頭に入れておいて、いざという時に役立てていただければと思います!
実際、ケーブルを繋ぐだけなので、作業自体は簡単なのですが、少しの油断がだいさんじを招く結果になるということを忘れないで下さいね!
車だけでなく、自分自身の身を守るためにも、正しい方法で、作業を行うようにしましょう!
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