最近良く見かけるボンエネットやルーフがカーボン仕様の車。かっこいいですよね!他にも内装のパーツを木目調や大理石にしている車もあったりして、高級感があり凄く憧れます!
でも、カーボンと言ったらカスタムパーツの中でも特に高価な素材。ボンネットなんて買った日にゃ、10万円どころでは効きません。でも、自分の車もやってみたいけど、どうやってやるんだろう…?見た目だけでも似せられれば…。
そう思ったあなた!実はこれ、シートを貼っただけのものなんです。
もちろん貼り方にはコツがあるので、全部含めて自分でできる方法を知りたいですよね?ダイノックシートはドライヤーで温めることにより、三次曲面にも対応できる高品質なステッカーですが、貼り方にはコツがあります。
そこで今回は、カーボンシート(ダイノックシート)を貼る方法やコツだけでなく、必要な道具や車に優しい剥がし方まで紹介しますので、是非参考にしてくださいね。自分仕様にカスタマイズして、愛車をオンリーワンにしちゃいましょう!
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お好きな所からお読み下さい
カーボンシートとダイノックシートとは?
まずは、カーボンシートとダイノックシート、それぞれどういうものなのかを簡単に説明していきましょう。
カーボンシート
カーボンシートは本来、炭素繊維が含まれたシートのことです。
炭素繊維は匂いや湿気を吸収する効果があるので、タンスの裏や押し入れに敷いておくと、効果バツグンなんですよね!
ただ、今回のカーボンシート、用途が全く別です。
カーボンシートは非常に強度があり軽量なことから、レーシングカーや宇宙船などに使われていました。
見た目もよく、デザイン性が優れていたことから一般の車でもカーボン仕様にできるように、カーボン調のビニールシートが作られたんですね。
もちろん本物のカーボンシートも売られていますが、ビニール製に比べると当然値段が高いです…
とにかく見た目をかっこよくしたい!という人は、カラーも豊富なカーボン調のビニールシートで十分だと思いますよ。
ちなみにカーボンシートを選ぶとき、「3D 4D 5D」という表記を目にすると思いますが、これは艶の度合いを表しています。
- 3Dは、艶なしのマットタイプ(表面保護シートなし)
- 4Dは、艶ありのタイプ(表面保護シートなし)
- 5Dは、さらに艶が深いタイプ(表面保護シートあり)
という感じですね。これはもう自分の好みです。
ちなみに筆者は、断然艶なしマットタイプ推しです!ダントツでかっこいいと思います!
ボンネットなんかに貼る時にはウェットカーボンじゃなければ嫌だ!というこだわりがなければ、ダイノックシートがオススメです。
ダイノックシート
ダイノックシートというのは、要は「装飾シート」ですね。
木や石など素材を再現し、印刷したシートのことで、よく建築内装の装飾で使われています。
みなさんも、一度はみたことがあるのではないでしょうか?
木目調に装飾されたキッチンや大理石調のカウンターテーブル、カフェやホテルの壁に使われていたりもします。
このダイノックシートを使うだけで、簡単に好きな模様にすることができちゃうんです!
ダイノックシートもカラーが豊富なので、迷ってしまいそうですが、そこもまた楽しみの一つですね。
耐久性・耐候性ともに非常に高く、カーボン柄であれば屋外の使用でも10年までの耐用年数を誇ります。
スポイラーやミラーに貼り付けるだけでもスポーティに仕上がるので、DIYにはうってつけのグッズでしょう。
スコッチカルシート
これはダイノックシートよりも薄型で、より車体への貼付けにむいたシートになります。
そもそも、
ダイノックシートは建築用資材、つまりはエレベーターのドアに貼り付けたり、キッチンの壁に貼り付けたりと平面のみに貼り付けることを前提としたシートなんです。
つまり、三次曲面(出っ張りやヘコミ)が沢山ある車には、どうしても不向きな所がいくつも存在しているという訳ですね。
車に貼り付けをしたい、それもボンネットにターボのフードなんかが付いていたりして造形が複雑な場合には必須となります。そのための問題を克服し、車の複雑な造形に対応したものがこのスコッチカルシートという訳なんですね。
このシート、ボンネットはもちろん車全体に使うことができるので、カーラッピングを施工しているお店はこれを標準で使っています。
インパネ回りに貼り付けるのもスコッチカルシートのほうが有利だったりしますので、もしも予算の都合が合って、好きな柄があればこちらの方を推奨します(基本的な構造はダイノックシートと変わりません)
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カーボンシート(ダイノックシート)の貼り方とコツ
今回は、ボンネットに施工する方法を紹介します!
愛車のボンネットにカーボンシートを貼り付け
よりイケメンになった(*´ω`*) pic.twitter.com/5Kqv1LvV3Z— フレッシュ☆ティナ@ship4.1 (@Lenart_Shining) March 30, 2017
こんな感じに愛車がイケメンになります!かっこいい…
やり方とコツさえ覚えてしまえば、他のパーツにも応用出来ますので、是非やってみてくださいね!
では早速!
と言いたいところですが、作業前から注意してほしいことがあります!
まずは、肝心のカーボンシート(ダイノックシート)を用意するわけですが、大きさがとても重要です。
というのも、ボンネットやルーフに施工する際に、シートの大きさが足りないと、後から継ぎ足すような形になってしまうんですね。
そうなるとやっぱり気になるし、思っていたようにきれいに仕上がりません。
せっかくやるんですから、端切れを使おうなんて思わずに、ボンネットより大きめのサイズを用意するようにしましょう!
使う道具は、カッティングシートやステッカーを貼るときとほとんど同じです。
基本的な道具はこちらの記事を参照してください。
関連記事 → カッティングシートやステッカーの貼り方とコツ!水貼りの簡単なやり方も
ここにプラスして今回はカッターとドライヤーが必要になります。一般家庭用の普通のドライヤーでOKです!
作業手順は、5ステップです!
- ボンネットをきれいにする
- シートを適当な大きさにカットする
- シートを貼る
- 余ったシートをカットする
- シートを折り込む
風や砂ホコリの影響を受けないためにも、ガレージや屋根のあるところで作業をおこなうようにしましょう。
もしそういった場所が用意できないときは、風が強い日は絶対避けてください。
せっかく買ったシートが見るも無残な姿になってしまいます…
また、ボンネットにエンブレムがある場合は、マスキングで全体を覆っておくと傷つけず作業しやすいので、事前にやっておいてくださいね!
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では用意ができたところで、作業スタートしましょう!
1.ボンネットをきれいにする
霧吹きで石鹸水を吹きかけ、キッチンペーパーで拭き取ります。
これで余計な油分や汚れをきれいに落としておきましょう。
もしあればシリコンオフなどを使うとより効果的です。
ちなみに、表面だけでなくシートを折り込むところ(ボンネットの内側のフチの部分)も、忘れずにきれいにしておいてください。
洗車していても、少しでも時間が立っていれば、油分や汚れがついている可能性位がありますので、シートを貼る前には必ずきれいにしましょう!
2.シートを適当な大きさにカットする
シートをボンネットよりも少し大きめにカットします。
作業をしやすくするためなので、アバウトで大丈夫です。
ちなみに、もともとボンネットの大きさを考慮してサイズを選んだ場合は、特にここでのカットは必要ありません。
3.シートを貼る
ボンネットを左右に分けて貼っていくとやりやすいです。
ここでは右から貼っていきましょう。
シートの台紙を右から剥がし、半分剥がしたら、ボンネットの中央部から貼っていきます。
スキージを使って中央部から外側に向かって空気を逃しながら少しずつ丁寧に貼っていきます。
もし空気が入ってしまっても、その部分だけ一度剥がしてやり直せますので安心してくださいね。
右側を貼り終えたら、左側も貼っていきましょう!
ちなみにエンブレムがある場合は、フチに沿ってきれいにカットし、貼っていきます。
この時、カッターでボディを傷つけないように、細心の注意を払ってくださいね!
貼り付けの際に、ドライヤーをシートに当てると「フニャン」と柔らかくなるので、凹んだ面などにはドライヤーを併用して、スジのできないように貼り付けていきましょう。
ただ、あまり引張りすぎると柄が変になりますし、粘着性能も低下するのでご注意を。
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4.余ったシートをカットする
折り込む分を考慮して、シートの余った部分をカットしていきます。
5.シートを折り込む
作業しやすいようにボンネットをあけます。
ここでドライヤーの登場です!
ただ、ドライヤーではやや出力が弱いので温めに時間がかかることと、家族でドライヤーを共有していると、「外で使わないでよ!」と非難轟々になってしまうので、専用のヒートガンを用意しておくことをオススメします。
フチに沿って熱を加えると、シートがだんだん曲がってきますので、そのまま内側に折り込みましょう。
一周きれいに折り込んだら、すべての作業が終了です!
剥がすときの方法
カーボンシート(ダイノックシート)は、簡単に貼れるだけでなく、剥がして元の状態に戻せるのがメリットといえます。
ただし少なからず、塗装に負担はかかるということを知っておかないといけません。
間違えてもそのまま直でベリベリ剥がさないようにしてください。
最悪の場合、クリア塗装がはげますので!
シートは、基本的に道具を使わなくても剥がすことが出来ますが、より剥がしやすく、塗装に負担を掛けないようにするために、ドライヤーを使います。
これは、熱を与えることで、粘着力を弱める効果があるからなんです。
普通のシールなんかも同じですね。
では、剥がし方の手順を説明します。
- ボンネットをあけて、折り込んだ部分をめくっていく。
- めくった接着面に向かってドライヤーの温風をあてる。
- 温風を当てながら、ゆっくり丁寧に剥がしていく。
ポイントは“少しずつ”ですね。
一気に剥がしたいのは山々ですが、そんな簡単に剥がれません。
ちなみに貼ってから長期間(約3年以上)経っていると、ベタつきが残ったり、うまく剥がれなかったりする可能性があります。
その場合は、ステッカーはがしなどを使うといいでしょう。
まとめ
今回のまとめは
「カーボンシートやダイノックシートは、貼るときも剥がすときも、ゆっくり少しずつ」です。
焦ってもきれいにできませんので、少しずつ作業しましょう!
仕上がったら、愛車が見違えるような変貌をとげて、きっと惚れ直しちゃいますね…
ボンネットだけでなく、内装や小物にも応用してみるのもいいですね!
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