せっかく買ったオシャレなカッティングシートやステッカー、綺麗に貼りたいものですが、なかなか貼るのが難しいですよね。
きれいに貼りたいけど失敗ばかり…気泡がたくさんだし、ヨレヨレ…
でも、「もう自分じゃ出来ない!」なんて、諦めないでください。
実は、貼り方にはちょっとしたコツがあるんです!
このちょっとしたコツさえ抑えれば、もう失敗せずきれいにカッティングシートやステッカーを貼ることが出来ます。
今回は、カッティングシートやステッカーの貼り方とコツ、必要な道具までご紹介します!筆者のやって来た中でいちばん上手く行った方法を紹介しますので、よければ参考にしていただけれれば幸いです。
これであなたも水貼りマスターですよ!
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お好きな所からお読み下さい
カッティングシートやステッカーの貼り方は水張りで!
実は、カッティングシートやステッカーを貼る方法、2通りあることは知っていますか?
- 空貼り(ドライ工法)
- 水貼り(ウェット工法)
この2つです。
知らない人は多くの場合、空貼り(ドライ工法)という方法を使って貼っていると思います。普通に台紙からシールを剥がして、ペタっと貼る方法ですね。
ですが、これは結論から言うと正直オススメできません。
ステッカーを貼る時は、基本的に「水貼り」のほうが初心者向きで、失敗が少ない方法と言えます。
また、これら2つの方法は状況に応じて適性があるので、使い分ける事ができれば、最強ですね!
ではまず、この2つの方法の特徴と適性から説明していきましょう。
空貼り(ドライ工法)
水貼りを知らない多くの方は、この方法で試みていると思います。
ですがこの方法、実は難易度が高いんです。
何故かと言うと、空貼りは一回貼り付けると位置の調整などは出来ない、いわば一発勝負だからなんです。
これは空貼りの最大のメリットでもありデメリットでもあります。
きれいに貼れれば施工時間は水貼りに比べ大幅に短縮されます。ただし、ここで失敗する人が結構いる、というのがこの空貼りです。
空気中の埃は容赦なくくっつきますし、
貼り付け面の細かい砂もくっきり残ります。
気泡やシワなんか出来た時には、「んもうっ!!」ってなっちゃうんじゃないのでしょうか。
これが、典型的なステッカー貼りを失敗した時の例です↓

……
嫌ですよね。
また、空貼りは水に濡らしたり貼ってからずらしたりしないので、線が細かい繊細なデザインにも向いています。
水貼りと違い、乾いたままの状態で貼り付けるだけなので、粘着力も強いし、気温に関係なく施工することが出来ますね。
しかし難易度は超高いです。
水貼り(ウェット工法)
水貼りは、名前の通り、水を使って貼る方法です。
こんな感じです↓

先ほど“水貼りのほうが初心者向きで、失敗が少ない方法”と書きました。
それば何故かと言うと、空貼りとは違い、一度貼っても位置を微調整することができるからです。
これで、一旦は気泡が入ってしまったり、ヨレてしまっても、修正する猶予があるということですね。
不器用な私もですが、せっかく用意したオシャレなステッカーを綺麗に貼りたい方にはもってこいの方法です!
どういうことか簡単に説明しますと、水貼りは施工するときに、スッテカーと施工箇所の両方を濡らします。
ステッカーと施工箇所の間に水が入ることで、ステッカーの粘着剤が直接触れること無く、一時的に粘着剤が機能しない状態というわけです。
ただし水貼りは水を拭いて乾かすまでの時間を含めると、とても時間がかかります。
気温の高い時期ならまだいいですが、冬などの寒い時期には向いていないでしょう。
今回は、この水貼り(ウェット工法)のやり方をコツと一緒に説明していきます!
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水貼りのやり方と必要な道具
では早速、必要な道具から紹介していきます。
- 霧吹き(水と中性洗剤2~3滴を入れておく)
- キッチンペーパー
- スキージ
- マスキングテープ
水張りの要は水ですが、中性洗剤を使って石鹸水を作っていきます。
石鹸水をつくることで、洗剤に含まれる「界面活性剤」の力が働き、貼り付ける面の汚れや脂を落とすとともに、ペタッと急な張り付きを防いでくれる効果があるからです。
洗剤は「ジョ◎」でも「チャー◎ー」でも何でもいいですが、水と洗剤の比率は9:1で配合しましょう。洗剤が多すぎると張り付きません。
あと、スキージという道具が仕上げで重要となります。
あまり聞いたことないと思いますが、ステッカーを圧着させたり、石鹸水や空気を出す(抜く)ために使う、ヘラ状の道具です。
今回の作業にこのスキージは必須ですので、必ず用意してください。
ただし、スキージを選ぶ際に一つ注意してもらいたいことがあります。
スキージにはいくつかの種類がありますが、専用の先端がシリコンやゴムなど柔らかい素材で出来ているものを選ぶようにしましょう。
こういうやつですね。(詳細はクリック)
金属やプラスチックのものは剥がすときにのもので、これらを施工時に使うとはシートやステッカーが破れる原因になります。
そして今回の水貼りの手順は下記の通りです。
- 施工箇所をきれいにする
- 貼る位置を決める
- 台紙を剥がす
- 水を吹きかける
- 貼る
- 乾かす
1つずつ丁寧に進めていきましょう!
1.施工箇所をきれいにする
まずは、汚れや油分を取り除くため、施工箇所であるボディやガラスをきれいにしていきます。

用意していた霧吹きで、洗剤を薄めた水を吹き掛けて、キッチンペーパーで拭き取ります。
なぜキッチンペーパーかというと、ちゃんと理由があるんです。
タオルなどで拭くと、もちろん水分はとれますが、多くの場合、付着していた繊維などが残ってしまいます。
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このうえからステッカーなどを貼り付けるときれいに仕上がらない、という訳です。
なので、そういった心配がいらない、キッチンペーパーがおすすめです。
2.貼る位置を決める
施工箇所をきれいにしたら、カッティングシートやステッカーを貼る位置を決めましょう!
貼る位置が決まったら、マスキングで底辺だけ貼って固定します。
この貼り方をしたほうがこの後とても作業しやすいので、やってみてくださいね。
3.台紙を剥がす
先ほど底辺だけマスキングで固定したカッティングシートやステッカーを、手前に倒して裏返し、そのままの状態で台紙を剥がしていきます。
この時、石鹸水をかけながら剥がす事で粘着面にゴミが付くのを防げます。

この作業は焦らずゆっくり丁寧にやっていきましょう。
あと、シールを剥がす時は強風の屋外で
絶対にやらないようにしてください。
砂粒の餌食になりますので…。
また、切り絵などの加工が施されているステッカーには、マスキングテープをこのように貼り付けて台紙から剥がします。
(マスキングテープは塗装用などありますが、粘着力が低めの「コーキング用」というのを使いましょう。あるいは、「アプリケーションシート」という専用のものを使うと便利です。)
マスキングテープの場合は、このように貼り付けます。
ここで、全ての切り抜きがくっつくように、表面からヘラでこすって密着させておきます。

付着していないまま無理に剥がすと、切れてしまいますので注意してください!
もし転写シートにちゃんと付着しないときは
一度戻して、台紙の上からスキージでなぞり、圧着してみてください。
あと、接着面に指紋を付けないように気をつけてくださいね!
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4.水を吹きかける

台紙を剥がし終えたら、施工箇所とカッティングシートやステッカーの接着面に霧吹きの水を吹きかけ濡らします。
すぐ乾いてしまってはいけないので、水はたっぷり多めに吹きかけるようにしましょう。
5.貼る
裏返していたカッティングシートやステッカーをそのまま起こし、下からスキージを使って貼っていきます。
全体を貼り終えたら、中央から外側に向けて、水や空気を出すように圧着していきます。
力を入れすぎると破れてしまう原因になりますのので、気をつけましょう。
6.乾かす
貼り終えたら、水をキッチンペーパーなどで極力拭き取り、乾きやすくして放置します。
ゴシゴシせず、真上からキュッ、キュッっと押さえるように拭きます。

ここでもタオルを使うと、繊維が引っかかってしまうこともあるので、キッチンペーパーを使うといいでしょう。
あらかた乾いたら、気泡がないか確認してください。
もし小さな気泡があったら、カッターの先や針などで穴を開け、空気を出してしまいましょう。
また、時間が経つにつれて、自然と空気がでていくようなので、気にしない人はそのままでもOKです。
これで作業は終了です!お疲れ様でした!
ちなみに、乾くまでの時間ですが、気温の高い時期なら30分~1時間ほどで大体乾きます。
ですが、寒い時期になると半日くらいかかってしまうこともあります。
完全に乾くには1~3日かかるので、乾ききるまで、洗車は控えたほうがいいですね。
まとめ
今回のまとめは“水貼りのコツを抑える”ということですね。
・貼る前に施工箇所をきれいにし、拭くときはキッチンペーパーを使う
・台紙を剥がすときは焦らずゆっくり
・水をたっぷり吹きかける
・貼るときは力を入れすぎず、中央から外側に水や空気を出す
特にこの4つは重要ですから、覚えておいてくださいね!
何度やってもうまくいかなかったあなた!このコツを身に着けたなら、あなたも水貼りマスターです!
「自分じゃ出来ない!」なんて言わず、是非やってみてくださいね。
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