車の燃費、気にしたことありますか?
各自動車メーカーのラインナップにはハイブリッドやPHV、電気自動車がラインナップされ、ひと昔前とは見違えるほど燃費のいい車が増えました。
でも車両価格が
こなれてきたとはいえ、
ガソリン車と比べ、
まだまだ高価です。
せっかく買い替えて燃費が良くなっても、車両価格が高めではお財布に優しくないですよね。
今回は、しっかり高燃費車の恩恵を受けつつ、更に燃費を良くしたい人にオススメな、筆者の実体験にもとづいたガソリン節約ノウハウをお伝えしていきます。
今乗っているガソリン車をしばらく乗り続けるという人にもおすすめの、燃費が良くなるコツとグッズを中心にお話しますね。
あと…聞いたことがある方も多いと思いますが、燃費がよくなると歌われている添加剤の効果なんかについても真実を述べていきます。
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お好きな所からお読み下さい
車の燃費を一瞬で良くするエコドライブテクニック
急加速やスピードの出しすぎが燃費を悪くすることは誰でも知っていますよね。
え!?知らない??
これは、簡単ですよ。
エンジンはイキナリ加速しようとすると、より大きな瞬発力を必要とするためガソリンを多く消費します。
重たいダンベルを持ち上げる時のことを想像してもらうと、一度に使うエネルギーがかなり多くなってしまう=燃料も多く減る、ということですね。
発進時はアクセルを踏み込みがちですが、ガソリンのAT車ならクリープでスタート、ハイブリッド車ならエンジンをかけずにモーターでスタートすれば無駄なガソリンは消費しません。
じわっと加速し、速度を一定にして走ればアクセルを深く踏み込むことがありませんから、急なガソリンの消費もなくなります。
車間距離も十分に取れば、急ブレーキをかけることも、車間距離を詰めようとアクセルを踏み込むこともありません。
同じようなことが、日本では有名なJAFや各自動車メーカーのホームページにある項目「エコドライブのすすめ」にも載っていますね。
- フワッとアクセルを踏む
- 無茶な急加速などをしない
これを意識するだけで、かなり燃費は向上しますよ。
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アルミホイールとタイヤを交換して燃費アップ!!
今もしもスチールホイールの方は、
最初に投資が必要になりますが
アルミホイールへ交換することを
オススメします。
この方法は、いわゆる「バネ下重量を軽くする」という目的のためです。
バネ下とは、車のおおよそこのあたりの事を指しますね。

自動車は4本のタイヤで地面に接地し、タイヤが回転することで前後に進みます。
このタイヤを回転させるのは、ガソリンエンジンやハイブリッドエンジンとモーターなんですね。
重いタイヤとホイールを回転させるには、軽いタイヤとホイールを回転させるより大きな力がかかりますよね?
ということは、タイヤとホイールのセットを今履いているものより軽くすればいいのです。
人間も一緒で、重たいレザーブーツよりサンダルのほうが疲れにくいのと一緒です。(脱げやすいかどうかは別として……。)
アルミホイール
では、まずは軽いアルミホイールを探しましょう。
とはいっても、具体的な選び方がわからないですよね。
また、どれぐらい軽くなるのか?重量がどれぐらい軽くなるのかでどの程度燃費が改善されるのか?という事もキチンと裏付けをとりたいものです。
筆者も中途半端な情報は意味がいないと思ったので、改めて紹介していきますね!
アルミホイール化はどれぐらい軽量化するの?
まず、ホンダのフリードハイブリッドを例にお話しします。
ホンダのホームページにある純正ホイールのスペックを見ると、鉄ホイールが約8.9kg、アルミホイールが約9.28kgと出ています。ともに15インチ径の重さとなっています。
「あれ?鉄ホイールの方が軽いじゃないの?」
と気付きますよね。
そうなんです。
じつは純正ホイールはメーカーが求める強度基準が高い為か、多くの国産車メーカーの純正アルミホイールは鉄ホイールより重いのです。
しかし、
社外品の鍛造1ピースアルミホイールなら、違ってきます。
例えばウェッズスポーツのSA-15Rという鍛造ホイールは15インチで約5.53kgと3kg以上軽いのです。純正サイズですから、純正タイヤをそのまま使っても単純に12kg以上軽量化できます。
ほかにもホイールBBS、エンケイ、RAYS、ウェッズスポーツなどの各ホイールメーカーからは、スタイリッシュで軽量の鍛造アルミホイールが多数ラインナップされています。スポークもメッシュもあります。
見た目的には、「スポーク」タイプのものが価格は安くなる傾向にあり、次に「フィン」「メッシュ」という感じです。
燃費が改善されてもホイール代が高ければ意味がないので、セールや割引などを併用しつつ、お得で軽量で自分の好きなデザインのホイールを見つけましょう!
早速、オートバックスやイエローハット、タイヤ館やタイヤガーデンなどのショップに行ってみましょう。忙しくてすぐに行けない人は、インターネットで検索するだけでもやってみるといいですよ。
車種やグレードに応じた標準サイズのタイヤとアルミホイールのセットから、見た目のインパクトを求めたセットはもちろん、目的の低燃費志向セットもラインナップされています。
タイヤも燃費のいいモデルのものを!

低燃費志向と聞いて、「軽いだけじゃないのかな?」と思ったそこのアナタ、カンがいいですね!
そう、燃費の良し悪しは単にホイールの重さだけじゃないのです。
どういうことかというと、「タイヤの低燃費性能」も関わってくるという事です。
タイヤが路面に接地してエンジンのパワーが路面に伝わり、接地面が次々に前へ移動すること自動車は進みます。しかしそれは転がることへの抵抗になり、抵抗が大きければ、転がりにくくなります。
それならタイヤの表面がツルツルだったら抵抗が無くなるのではとなりますが、ツルツルのタイヤでは前に進みませんし、たとえ進んでも今度は止まれませんよね。
つまり、
「しっかり路面を捉えつつ、転がる抵抗が低いタイヤ」
があればいいということになりますね。
なのでカーショップで販売されている低燃費志向のタイヤとアルミホイールのセットは、その要望を満たしたセットという事が言えます。
オススメのタイヤメーカーとタイヤのモデルとしては、
- ブリジストンのネクストリー、エコピア
- 横浜タイヤのブルーアース
- ダンロップのエナセーブ
このあたりがありますね。
ネクストリーは軽自動車でも人気で、かつ価格も抑えめ。一流メーカーのブリジストンで安心です。
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こちらはミニバンとかによく採用されるエナセーブ。エコタイヤとしてはすでにロングセラーとして活躍しています。
エナセーブも、小さい軽自動車向けからミニバンまで幅広く愛用されているエントリーモデルとして優秀です。
通常のタイヤと比較してみても、ゴムのさわった感じを確かめると低燃費タイヤのほうがやや硬質(転がり抵抗が少ない)の傾向にあります。
また、お得なモデルとしてオートバックスやイエローハットでは、オリジナルブランドのエコタイヤなんかもありますよ。
タイヤ性能は、日本自動車タイヤ協会のラベリング制度に基づき、転がり抵抗やウェット性能について細かく分類されています。転がり抵抗は「AAA」や「AA」ランク、ウェット性能としては「c」ランクのタイヤが主に該当します。
「転がり抵抗」を減らしているぶん路面抵抗が減る、つまり固めのゴムになるので雨の日はやや滑りやすい、ということですね。
とはいえ、よほど無茶な運転などしなければ気にすることは全くありませんよ。
なお、エコカーの場合、ダンロップのエナセーブやトーヨーのナノエナジーといった低燃費タイヤが標準装備の車も多く、トヨタプリウスのようにメーカーオプションでBBSの17インチ鍛造アルミホイールが用意されている車種もあります。
ぜひ、燃費性能とご自身の財布の性能を判断した上で購入を検討してみてください。
それと副次的な効果として、バネ下の重量が軽くなると加速性能はハンドリングが改善されますよ。
車の燃費向上グッズに効果はある?詐欺っぽいけど…。

もう一つ車の燃費性能を向上させる上で、抜きにして語れないのが
「燃費向上グッズ」
でしょう。
もしかしたら、この記事を読まれているアナタもそういうグッズを購入してしまい、さんざん煽られた挙句期待した効果を得られなかったなんて事、あるかもしれませんね。
フィルタによって燃料の不純物を取り除き燃焼効率を上げるとか、アーシングによって電気の整流をして燃費を向上させるといった手法がかつてはやりましたが、個人的には走りこんだ中古車で試して「もしかして効果があるかもしれない」といった程度のものでした。
でも、考えてもみてください。
付け焼刃的な方法で抜群の効果があるなら、とっくに自動車メーカーが取り入れています。
それが無いのはやっても意味がないという証拠ですよね。
やっぱりバネ下の軽量化がオススメ!
急発進や急な追い越し加速、無駄な暖機運転など、燃費を抑えた走り方以外、運転で気を付けることはありませんがやはり私のお勧めは断然、バネ下重量の軽減です。
また、
「バネ下の軽量化で燃費が2割アップしました」
などというブログ記事を見かけることがありますが、私も過去に同じくらいの効果を経験したことがあります。走行距離が年間1万キロ以上でしたから、この効果は絶大でした。
純正サイズで軽量のアルミホイールに履き替えれば、単純に軽くなった分が燃費に跳ね返ります。
毎日車を使う人も、週末しか使わない人も、必ずタイヤ交換の時が来ます。長距離を走らなくても、2~3年でタイヤは劣化しますし、冬前には冬用タイヤに履き替える人もいます。
エコタイヤの価格差はさほど大きくないですが、アルミホイールは同じ1ピースホイールでも、鋳造か鍛造かで重さや強度、価格に大きな違いがあります。
コンパクトカーなのか、SUVやミニバンなのかによっても、選ぶタイヤとホイールデザインは大きく異なります。
高価なタイヤとホイールのセットに変えて燃費がアップしたとしても、本末転倒となります。車種と使い方に合ったタイヤとホイールの選択について、まずはカー用品店の専門の方に相談してみましょう。
その時に、燃費向上グッズについて勧められても乗せられて買っちゃいけません。軽く流して聞きましょう。まずはバネ下重量の軽量化がファーストミッションですので!
まとめ
急がつく運転をしなければ、燃費が良く安全な運転ができるということは、ハンドルを握る人ならだれでもわかっていると思います。時間に余裕をもった運転をするだけでも、お財布に優しいエコドライブに繋がります。
また、タイヤやホイールを軽くすることで、エンジンやモーターの負担を減らし燃料消費が抑えられます。
燃料添加剤などの燃費向上グッズに全く効果がないとは言いませんが、どんな車にも効果が見えるのは、
- ゆとりある運転
- バネ下重量の軽減
これらが一番です。
今、あなたの車が履いているタイヤとアルミホイールをエコタイヤと軽量アルミに履き変えて、スタイリッシュで低燃費なカーライフを送りましょう!
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