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カスタム・メンテナンス

インチアップの乗り心地の違いは?タイヤハウスに当たる場合の爪切り工賃相場も

クルマのタイヤサイズを変えられることはご存知でしょうか?

そんなの当たり前じゃんっていう方もいれば、そんなこと考えたこと無かったと思う方もいるかと思います。

 

 

そんな中「インチアップ」という言葉を見つけて、まさに今この記事を読まれている最中なのかもしれません。

 

 

買い物やちょっとしたレジャーでの使用やクルマは移動手段と割り切っている方には、少し縁が無い話かもしれませんが、カスタムに目覚めたドライバーの中には

「インチアップしてみたいな…。」

と思うこともあるのではないか?と思います。
タイヤをインチアップすることでの効果ってかなり大きいんです。今回は、そのことについて、

  • インチアップのメリットとデメリット
  • 「爪切り」をする意味や工賃について

を、説明していきますね。

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インチアップとは?メリットとデメリットを紹介!

インチアップとは、タイヤのサイズを大きくすることです。

見た目的にはタイヤの幅が薄くなるので見た目がスッキリし、タイヤハウスとタイヤとの隙間が狭くなるので精悍なイメージになりますね。

 

ただし!

ここで注意しなければならないのは、ホイールもタイヤに合ったインチにすること。ホイールが合わなければ、せっかくタイヤを購入しても取り付けられません。

 

デメリットはまた後述するとして、まずはインチアップによって得られるメリットから紹介していきます。

メリットその1.ハンドリング向上、カーブ時の走行安定UP

⇒運転した時の安定性には、タイヤの扁平率の低さが関係します。

タイヤの扁平率とは、タイヤの断面幅に対する、断面高さの割合のことです。

インチアップすると、断面高さが小さくなり扁平率が小さくなります。つまり、扁平率が低いほど走行が安定することになります。

 

イメージとしては、下記の通りです。

 

※https://free-illustrations.gatag.net/2014/01/23/020000.htmlから素材を拝借しました

 

これをパンツに例えるなら…。

 

ウェストぴったりのパンツとウェストに余裕があるパンツを履いたら、ウェストぴったりのパンツの方が歩いたり、移動しても、パンツが脱げそうになることは無いですよね。

 

これは、ウェストがパンツを内側から押し広げる力が働いていることで、脱げにくいということです。タイヤにも同じ作用が起こります。

 

要は、断面高さが小さいほど、ホイールのタイヤに対するフィット感が高くなり、走行性が安定するということです。

ハンドルを操作する際も、ハンドルが回しやすくなり、また、カーブでの走行安定性が増すことになります。

メリットその2.ドレスアップ効果が期待できる

タイヤとホイールの隙間が狭くなることにより、精悍な見た目となりドレスアップ効果が期待できます。

ただ、当然車体とタイヤの空間が狭くなるという事は「擦れる」可能性もあるわけなんですね…!

 

それに車種によってはインチを1つばかりではなく、2・3と一気に上げてしまうことによってハンドル操作をした時にも、タイヤハウス内(ホイールが収まっているところ)に干渉してしまい、事故につながることもあるのです。

 

 

では、気になるデメリットは?

続けて紹介していきます。

デメリットその1.乗り心地が硬くなる

扁平率が低いということは、タイヤの断面高さが小さくなることだということを説明していきました。

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これは、見た目を優先した事により乗り心地が少し硬くなる可能性があります。それは、タイヤのクッション性能がインチアップすることで、低下するためですね。

 

これを椅子に例えてみましょう。

 

パイプ椅子とマッサージチェアで座った場合、長時間座っても疲れないのは、マッサージチェアですよね?

マッサージチェアの方が単純にクッションが厚く身体を包み込む性能が強く、体の重さを柔らかく受け止めてくれるからです。
極端な例ですが、インチアップしたタイヤを履くことは、パイプ椅子に座ってると同じ意味になります。

デメリットその2.燃費が悪くなる

タイヤを大きくする、大きいホイールを付ける。そうなるとクルマの重さが重くなるので、燃費が悪化する可能性があります。

 

そしてタイヤをインチアップする際に忘れていけないことは

「ホイールとボディが擦れるかもしれないこと」

です。

 

タイヤの大きさによっては、タイヤハウスと接触し、上手く走れないことも考えられます。

1インチだけ上げるのであればまずこういった弊害は起こりませんが、カスタムカーのような見た目にしたい場合には「爪切り(または爪折り)」を実施する必要があるのです。

では、爪切りの工賃はいくらかかるのでしょう?

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爪切り、爪折りとは?工賃の相場は?

これは、車のフェンダーの一部を削ったり、内側に折り曲げることで、タイヤとボディを接触させないようにすることです。

 

大体は専門の板金屋さんなどで行うのがメインですね。

 

爪切りはクルマごとでボディの性質も違い、加工しやすい・塗装剥がれしやすいなど作業度合いが変わりますので、料金は、車種によって大きく異なります。

 

また大手メンテナンス店も含め、すべての店で出来るわけではありません。店との交渉次第です。

だいたい1か所につき、¥10,000~¥20,000程度すると覚悟した方が良いでしょうか。
爪折りした程度では、車検に通らない可能性は低いですがディーラーへ持ち込んだ際に、作業を断られることもあると思います。

爪折りや爪切りをする場合は、今一度

  • どのようなホイールとタイヤを履きたいのか?
  • どのように楽しみたいのか?
  • そのために車を加工してまでやる価値を見いだせるのか?

などをよく考えた上で、後悔が無いようにすると良いでしょう。

まとめ

それではインチアップについておさらいです!

 

 

インチアップの魅力と注意点

→ 走行性能が安定し、カーブなどで運転しやすくなる。

→ 反面、タイヤハウス内部に干渉することもある。

 

 

と言った所ですね。

インチアップをすると相応にタイヤ代は高くなりますし、適合を確認して、できれば爪切りなどせず済むようなものから取り組んでみるといいですよ。

 

また、タイヤハウスの爪切りの工賃目安は¥10,000-~¥20,000-程度。

カスタムカーとして廃車まで乗るのならいいですが、買い取りを視野に入れて乗る場合はマイナス査定の影響も受けやすかったりするので、慎重に決めていきましょう!

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