みなさん、信号機の意味、ちゃんと理解していますか?
では、一つずつ見てみると…
- 青は「進め」
- 赤は「止まれ」
- 黄色は「?」
黄色は何だと思いますか?
「注意して進め」もしくは「急いで進め」と答えた方もいると思いますが、実は間違っているんです!
きちんと理解しておかないと、違反行為に該当し、反則金を払わなくてはいけなくなってしまうかもしれません!
そしてこれを読んでいる人は、黄色信号に関して、どういったタイミングなら進んで良いのか、はたまた止まったほうがいいのか、わからない…という人が多いと思います。
道路を走行していると、交差点に差し掛かる手前で、ちょうど良く黄色信号に変わることもよくありますよね。
そういうときは一体どうしたら良いんでしょうか?
今回は、黄色信号で進んでもいいタイミングと無視や違反時の罰金について調査しました!
お好きな所からお読み下さい
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黄色信号で進んでもいいタイミングは?
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道路交通法第二条の中には下記のような一文があります。

黄色の灯火 一 歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また、道路を横断している歩行者は、すみやかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならないこと。
二 車両及び路面電車(以下この表において「車両等」という。)は、停止位置をこえて進行してはならないこと。ただし、黄色の灯火の信号が表示された時において当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く。引用元:https://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35SE270.html
この文を読めばわかりますが、黄色信号の本当の意味は「止まれ」です。知ってましたか?
中には「注意して進め」や「急いで進め」と思っていた方も、少なからずいると思いますが、間違いなんですね。
唯一、黄色信号で進んで良いタイミングというのは、「停止位置に接近していて、安全に停止できないときのみ」です。
なので、黄色信号になったことを確認したタイミングにより、しなければならない動作が変わってくるということなんですね。
“車は急に止まれない”と言われる通り、ブレーキをかけてから車が完全に停止するまでは、時間差があります。
そして、その時間差を考慮して、「黄色信号」が設けられているんですね。
安全運転を心がけ、黄色信号になったことを確認したら、余裕を持って止まるようにしましょう!
停止線を超えて停止してしまった場合はどうしたらいい?
信号が黄色になった瞬間に焦ってブレーキをかけると、停止線を超えて停止してしまうことも考えられますね。
この場合どうすればいいのかは、結論からお話すると「状況に応じて対応策を考える必要がある」という事になります。

みなさんも、停止線を超えて停止してしまったとき、
「進んだ方がいいの?バックした方がいいの?」
と、プチパニックになったことありませんか?
ではそんな時、一体どうするのが正解なのでしょうか。
状況的には、赤信号になっているので、赤信号の定義を確認してみましょう。
赤色の灯火 一 歩行者は、道路を横断してはならないこと。
二 車両等は、停止位置を越えて進行してはならないこと。
三 交差点において既に左折している車両等は、そのまま進行することができること。
四 交差点において既に右折している車両等(多通行帯道路等通行原動機付自転車及び軽車両を除く。)は、そのまま進行することができること。この場合において、当該車両等は、青色の灯火により進行することができることとされている車両等の進行妨害をしてはならない。
五 交差点において既に右折している多通行帯道路等通行原動機付自転車及び軽車両は、その右折している地点において停止しなければならないこと。引用元:https://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35SE270.html
赤信号の定義としては「停止位置を越えて進行してはならない」というのが第一です。
ですが、「すでに交差点に進入してしまっている場合においては、そのまま進行していい」とも書いてあります。
条件としては、「青色信号で進行してくる車の進行妨害をしてはならない」とあるので、邪魔にならなければいいということです。
停止した位置によっても対応が変わってきますが、
- 停止線を少し超えて停止した場合で、青信号で進行する車の邪魔にならない位置ならば、そのまま停止する。
- 完全に交差点内で停止してしまった場合は、青信号で進行する車の進行を妨げるのでそのまま進む。
と思っていれば間違いないでしょう。
たまに、バックして停止線まで戻ろうとする人もいますが、歩行者や後続車がいる場合は危険ですので、注意してくださいね。
邪魔にならなければ、そのままの位置で停止して、青信号になるのを待ちましょう。
交差点内に進入しているにも関わらず、進行せず停止していると、青信号で進行する車の妨害をしていることになり、違反行為に該当してしまう可能性もありますので、むやみに交差点内にとどまらないようにしてください。
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点滅信号の場合は?
点滅信号の場合は、また意味が違っていきます。
道路交通法によると…
黄色の灯火の点滅 歩行者及び車両等は、他の交通に注意して進行することができること。 赤色の灯火の点滅 一 歩行者は、他の交通に注意して進行することができること。
二 車両等は、停止位置において一時停止しなければならないこと。引用元:https://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35SE270.html
- 黄色の点滅信号は「注意して進め」
- 赤色の点滅信号は「停止線で一時停止して安全確認してから進め」
という内容でした。
こちらも、きちんとした定義が定められており、上記を守らなかった場合、違反行為になってしまうのです。
では違反行為をした時の、点数や反則金はどのくらいなのでしょうか?
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無視・違反時の罰金も調査!
黄色信号の本当の意味と進んでいいタイミング、点滅信号の意味について、理解していただけましたか?
特に、黄色信号で進行していいタイミングは「停止位置に接近していて、安全に停止できないときのみ」だけなので、
- 黄色信号を確認したが、加速して交差点へ進入
- 黄色信号を確認した際、停止線を超えていたが、急ブレーキで停止
などの行為は、事故を誘発するような運転ですし、違反になってしまいます。
朝の出勤途中や、急いでいるときは特に、黄色信号になった瞬間加速していく人を見かけたりしますが、それは「信号無視」ということになりますので、違反行為に該当します。
違反となった場合、点数と反則金が課せられます。
点灯信号・点滅信号それぞれの違反時に課せられる点数・違反金は下記の通りです。
点数 | 普通 | 大型 | 二輪 | 原付 | |
信号無視(点滅) | 2点 | 7,000円 | 9,000円 | 6,000円 | 5,000円 |
信号無視(点灯) | 2点 | 9,000円 | 12,000円 | 7,000円 | 6,000円 |
そして、これらに従わない場合は
- 故意の場合:懲役3ヶ月以下または5万円以下の罰金
- 過失の場合:罰金10万円以下
という罰則の可能性もありますので、注意してくださいね。
信号無視は見つからなければいい、という問題ではなく、それにより事故の可能性が高まりますので、絶対にやめましょう。
黄色信号無視が違反になった事例を紹介
実際に、黄色信号で進行し、「信号無視」とみなされ、反則金を払うことになった事例もたくさんあります。

事例1. 止まることができないと判断して進行した場合
本日、黄色信号から赤信号に変わる所(赤色だったが止まる事ができなかった)で通過し信号無視として加点2点、反則金9000円の青切符をもらいました。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11164365696?__ysp=6buE6ImyIOS%2FoeWPtyDpgZXlj40%3D
事例2. 黄色信号での進行は違反ということを知らなかった場合
交通違反について
信号無視で違反切符を切られました。
わたしは、黄色だったと主張して違反を認めていません。
当然支払いをしませんでした。4ヶ月して、交通反則通告センターに違反金を持って出頭せよと封書が来ました。
この反則金が納付されない場合は、刑事事件等の手続きによって処理されることとなる場合がありますと書いてあります。引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11120187386?__ysp=6buE6ImyIOS%2FoeWPtyDpgZXlj40%3D
黄色信号で進行していいタイミングは「停止位置に接近していて、安全に停止できないときのみ」と言いましたが、それは各判断で曖昧なのです。
事例1.のように、警察が信号無視であったと判断・証言すれば、違反行為となってしまう場合も少なくなく、納得しないまま、反則金を払ったという話もよく聞きますね。
ですが、ドライブレコーダーで録画した映像で、進行したタイミングを証明できる場合もあります。
そもそも黄色信号で進行することが「信号無視」に該当する違反行為と知らない人も多いので、注意が必要ですね。
まとめ
何度も言いますが、黄色信号で進行していいタイミングは「停止位置に接近していて、安全に停止できないときのみ」です!
運転免許を取得する際に、きちんと、自動車学校で習っているはずですが、忘れてしまっていた方も少なくないかも知れません。
ですが、黄色信号で進行したら「信号無視」で違反行為になるということは、覚えておき、くれぐれも危険な運転はしないよう、法定速度を守って走行するようにしましょう!
また安全のためにも、必要以上の速度で交差点を通過しないように気をつけて頂ければと思います。
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