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クルマの仕組み

給油ランプは点いてからどれくらい走れる?ガソリン残量別の対処法

燃料の残量が残り少なくなると点灯する「給油ランプ」。

みなさんご存知の通り、この給油ランプがつくと、「給油をした方がいいですよー」と教えてくれているわけですが、そんなタイミングよくガソリンスタンドが目の前にあるわけではありませんよね。

給油ランプがつくと、どうしても焦ってしまいますが、点灯したからと言ってすぐガス欠になってしまうわけではないので、安心してください。

ただし、油断は禁物ですよ!状況によっては、違反行為に該当し、反則金が発生する場合があるんです!

今回は、給油ランプが点いてからどれくらい走れるかと、ガソリン残量別の対処法についてご紹介します!

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給油ランプは点いてからどれくらい走れる?

給油ランプの正式名称は「燃料残量警告灯」と言います。

冒頭ですぐにはガス欠にならないと書きましたが、給油ランプが点灯してから、どのくらいの距離を走れると思いますか?

実は、約50~100km(100km以上の場合もある)走れるんです!

結構驚きの距離ですよね!

 

車種やタンクの大きさにもよりますが、給油ランプが点いた時点で、約5~10Lの燃料が残っているんです。

タンクの容量の約20%と考えればいいでしょう。

 

単純に燃費の良い軽自動車(約30km/L)と考えれば、約150kmくらい走れる計算になりますね。

 

筆者は、メーターが“E”に重なる前に不安になって給油するので、給油ランプが点いたのを見たことがありませんが、これからは安心して乗ることができます!

 

高速道路でガス欠になったらどうなるの?

「なーんだ、心配することないじゃん♪」と油断していると、道路のど真ん中でガス欠することになりますよ!

特に高速道路でガス欠なんてことになれば、ロードサービスを呼んで、ひたすら待機。後ろは大渋滞。

まわりの冷ややかな目線が痛すぎます…。

 

そして法律でも、走行前には必ず点検し、必要に応じて事前にきちんと準備しないといけないとしています。

(自動車の運転者の遵守事項)
第七十五条の十 自動車の運転者は、高速自動車国道等において自動車を運転しようとするときは、あらかじめ、燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量又は貨物の積載の状態を点検し、必要がある場合においては、高速自動車国道等において燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量の不足のため当該自動車を運転することができなくなること又は積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない。
(罰則 第百十九条第一項第十二号の三、同条第二項)
引用元:https://law.e-gov.go.jp/htmldata/S35/S35HO105.html

 

高速道路でガス欠となった場合、道交法違反に該当する事になり、反則金を払わなければいけないんです!

こういった状況にならないように、あくまでも“目安”として考え、給油ランプが点いたら、なるべく早めに給油するようにしましょう!

 

なぜ約50km~なのか?

先ほど給油ランプが点灯してから走れるのは、約50km~と書きましたが、これは全て車に共通していてきちんとした理由があります。

実はこれ、車両保安基準の法律で決められているんです。

具体的に言うと、“高速道路でのガソリンスタンドを備えたSA(サービスエリア)が、約50km間隔で設置されているから”というのが理由なんですね。

高速道路を走行中にガソリンランプが点灯しても、約50kmの距離を走ることができれば、次のSAで給油することができるという訳なんです。

ただし、50km走れば必ずガソリンスタンドが設置されているわけではなく、もちろん例外もあるので、注意が必要ですよ!

 

ガソリン残量別の対処法

給油ランプがついたら、なるべく早めに対処が必要ですが、ガソリンの残量によって、その対処法は変わってきます。

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ここでは、ガソリンの残量別に応じた対処方法を紹介していきますので、是非参考にしてくださいね。

 

まず3つのパターンに分かれます。

  • 給油ランプが点いたばかり(残量約5~10L)
  • 給油ランプが点いてしばらく走行(残量約2~5L)
  • ガス欠(残量0L)

順番に紹介していきますね。

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給油ランプが点いたばかり(残量約5~10L)

点いたばかりであれば焦る必要はありません。ですが、油断はしていられません!

ガス欠と隣り合わせであることには変わりないので、目的地に付くまでにガソリンスタンドがあれば、必ず給油しておきましょう。

 

給油ランプが点いてしばらく走行(残量約2~5L)

しばらく走行しても、ガソリンスタンドが見つからない場合は、カーナビや携帯電話の検索機能で、現在地付近のガソリンスタンドを探してみましょう。

残量が少ないので、一歩間違うとガス欠になってしまいます。

無駄に走行せず、確実に最寄りのガソリンスタンドを探して、給油してください。

高速道路を走行していたとしても、ガス欠になれば一大事ですので、場合によっては一度降りたほうがいいですね。

 

ガス欠(残量0L)

ガス欠で完全にエンジンが停止してしまうと、もう車は走行できません。

そうすると、下記のいずれかの対処法をするしかありません。

  • ガソリンを入れる
  • ロードサービスを呼ぶ

その1.ガソリンを入れる

ガソリンスタンドの近くでガス欠になってしまったら、2つの方法があります。

  • 車を押して行って給油する
  • 自分一人でガソリンスタンドへ行き、ガソリンを買う

ガソリンスタンドの多くでは携行缶の貸出を行っているので、そのままガソリンを車まで運び、給油すればOKです。

ガソリンスタンドに電話してガソリンを持ってきてもらうという方法もありますが、基本的にそういった出張サービスのようなことは行っていない場合が多いので、期待はしない方がいいですね。

ガソリンスタンドよりも、知り合いの家の方が近ければ、頼んでガソリンを買ってきてもらうのもいいでしょう。

その2.ロードサービスを呼ぶ

高速道路上、もしくは人に助けを求められないようなところでガス欠になったら、自分ひとりではどうすることもできません。

この場合は、ロードサービスを呼び、レッカー移動してもらいましょう。

 

ガス欠したときの裏技

最初に言っておきますが、もう燃料がないからガス欠になったわけで、本来は給油しないと走りません。

あくまでも気休め程度の裏技ですので、あしからず。

手順は下記の通りです。

  1. 車を小刻みに揺らす
  2. 約10分ほど待つ
  3. エンジンをかける

お気づきかと思いますが、これは、タンクの中に残っている少しのガソリンをかき集めてポンプに流れるようにしているわけです。

うまく行けば、約1km位の距離は走ることができますので、街中や高速道路の場合、少し光が見えてきます!

たった1km、されど1km…。もう少しで目的地に着くのに!という場面では、使えそうですね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?普段、街中でしか乗らないという方はあまり経験がないかもしれませんが、いざという時に役に立つはずです。

そして、走行前の点検はドライバーの義務です。安全に走行するためには、ガゾリンの残量チェックも怠ってはいけません。

 

最後のまとめは、“給油ランプが点灯したら、焦らずなるべく早く給油する”ということを忘れないで下さいね!

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