ノーマルタイヤよりも使う時期が短いスタッドレスタイヤ。
短いがゆえに、点検や交換時期のチェックなど、疎かになっていませんか?
タイヤは私達の命を支える、大切なパーツです。
点検やチェックを怠った結果、事故に繋がる可能性だってあるんですよ!
特にスタッドレスタイヤは危険な雪道や凍結した路面を走行するためのタイヤですので、しばらくチェックしていない人は、この記事を読んで確認してみてくださいね。
また、スタッドレスタイヤは保管場所に困りますよね。そんな方には、タイヤの保管サービスがおすすめです!
今回は、スタッドレスタイヤの換え時・交換時期と無料保管サービスについてご紹介します!
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お好きな所からお読み下さい
スタッドレスタイヤの寿命と交換時期の目安
スタッドレスタイヤには、交換時期を見極めるための4つのポイントがあります。
- 年数
- 距離
- 溝
- 硬さ
では、1つずつ説明していきますね。
タイヤの使用年数
通常、スタッドレスタイヤの寿命は3~5年と言われています。
ですが、乗り方や保管状況によっても異なってくるんですね。
ちなみに、
いつ買ったか忘れてしまったという方もいると思いますので、確認方法を紹介します。
実はタイヤには「シリアル番号(セリアル番号)」と言って、製造年と週を確認できる番号が記載されているんです。
まずタイヤ側面を見ると、数字がたくさん書いてあると思いますが、“英数字3~4桁+数字4桁”の組み合わせで記載してある箇所を見つけます。
例を出して読み方を説明してきますね。
例:「◯◯◯◯ 4215」 と書いてあった場合
数字4桁を“2桁ずつにわけて”読みます。 前の2桁は“週”を表し、後の2桁は“年(西暦の下2桁)”を表していますので、「2015年42週」に製造されたことを表していることになりますね。 |
この番号も一つの交換目安となりますので、確認しておくようにしましょう。
走行距離
一般的にスタッドレスタイヤは、1~1.5万km走行で交換目安と言われています。
が、これも乗り方や使用方法で差が出てくるので、1.5万km走ったら交換!というわけではありません。
あくまで目安、として考えてくださいね。
タイヤに残っている溝の深さ
タイヤ交換を判断するのに、一番わかりやすくハッキリと目に見えるポイントと言えます。
溝がなくなってくると、スタッドレスタイヤとしての性能を十分に発揮できず、凍結路面などで滑ってしまい、とても危険です。
判断基準としては、溝が新品時の50%以下になったら、交換をおすすめします。
と言っても、どのくらいだかわかりづらいですよね。
具体的に確認できる方法を2つご紹介しますので、是非タイヤを見てみてください。
確認方法その1.プラットフォーム
溝がどのくらい残っているのかを判断するには、「プラットフォーム」を見ます。
プラットフォームの位置は、タイヤを側面から見ると矢印が書いてあるので、その方向にあります。
なんとなくタイヤ減ったな〜と思って見てみたら、プラットフォーム間近でわろたwww
中古とはいえ、買った時は8mmくらいあったのに… pic.twitter.com/8r2HXSVU6c— お喋りクソ眼鏡 (@AR156V6) 2016年3月20日
上の写真のように、プラットフォームまで溝が減っていたら、交換をおすすめします。
確認方法その2. 100円玉、専用測定具
もう一つの確認方法としては「100円玉を使う方法」があります。
100円玉の「1」の方から溝に差し込んで、「1」が隠れればOK、「1」が見えてしまうとNGと言うものです。
どちらも手軽に確認できる方法なので試してみてくださいね。
また、タイヤの溝の深さを精密に計測したいという場合には専用の測定ゲージが便利です。
持っておいても損ではないと思いますし、一緒にタイヤ外観をシッカリ見て外観の異常がないかも確認しておきましょう。
タイヤのゴムの硬さ
スタッドレスタイヤは、凍結路面で性能を発揮できるように、ノーマルタイヤと比べて、溝を深く、ゴムは柔らかく設計をされています。
凍結路面は平らにみえますが、実は凸凹があり、デコボコしているんですね。
ゴムを柔らかくすることで、そういったデコボコの凍結路面に合わせて密着できるから、滑らないというわけなんです。
それにタイヤは「生もの」です。
日光や雨風にさらされ、紫外線を受ければお肌と一緒でどんどん劣化していきます。
ゴムが劣化して固くなってしまうと、凍結路面で地面に密着できず、滑ってしまい危険ですので、古くなってきたかなと思ったら、タイヤの硬さを測ってみると良いでしょう。
また、柔らかさの一つの判断基準としては、親指の爪をタイヤに当てて跡がすぐに消えないような場合には交換時期が近づいているかもしれません。
精密にタイヤの硬さを測るには、硬度計が必要です。
↓ちなみに商品を具体的に紹介すると、こういうものですね。
タイヤに力を加えた際に発生する反力を数値化して、ゴムの効果具合をチェックできるスグレモノです。(詳細はクリックで確認)
|
意外と高いので、自分で買わなくても、カーショップ等で測ってくれるところもありますので、一度確認してみましょう。
タイヤの硬度を測定し、数値で判断します。
- 30~56 安全(青)
- 56~60 注意(黄色)
- 60~ 交換(赤)
それぞれ色分けされており、信号機のように判断すればいいですね。
タイヤの亀裂(クラック)には要注意!!
上記の項目を点検・確認し、総合的に交換時期かどうかを判断するといいでしょう。
ちなみに上記意外でも注意すべきなのが、タイヤの「亀裂(ひび割れ)」です。

↑の参考画像のようにびっしりヒビがはいっていることは余程ないとは思いますが、じっと自分の車のタイヤを見てみると、亀裂が目立つことがあります。
もし全体的に亀裂が入っているようなら、タイヤが劣化している証拠ですので、あわせて確認するといいですね。
特に「溝」と「硬さ」は重要ですので、交換時期とわかったら、なるべく早く交換するようにしましょう。
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タイヤの無料保管サービスとは?
カーショップやタイヤ販売店では、スタッドレスタイヤの保管サービスを行っています。
店舗によって異なりますが、ほとんどの場合は、年間1~2万円前後で保管を受けてくれるんです。
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安くはないですが、保管場所を確保できない方にとっては便利なサービスといえますね。
そんな中でも、保管サービスを無料で行っているところもあります。
「タダで保管してくれるって、そんなうまい話あるの?」と思ったあなた!
さすが、勘が鋭いですね…。
基本的に無料保管を謳っているところは、条件があることが多いんです。
例えば、
- 最初の1か月は無料
- タイヤ購入者は無料
など、キャンペーンで実施していることが多いです。
不定期だったり、店舗により情報が異なるので、電話などで問い合わせて確認することをおすすめします。
まずは近所のイエローハットやタイヤ館、オートバックスなどで確認してみてください。
スタッドレスタイヤを長持ちさせる保管方法とは?
スタッドレスタイヤは決して安い買い物ではないので、なるべく長く使いたいですよね。
ここでは、スタッドレスタイヤを長持ちさせるための、保管方法をご紹介します。
是非参考にしてくださいね。
- 保管前にきれいに洗う
- 直射日光を避ける
- 空気を抜いておく
- 積み方に注意する
保管前にきれいに洗う
道路上にはタイヤのゴムを劣化させる油分や融雪剤などがあり、それがタイヤにも付着しています。
これをそのままにしておくと保管している間に、タイヤはどんどん劣化してしまいますので、保管前には必ずキレイに洗いようにしましょう。
中性洗剤を水に薄めてブラシなどを使い洗ってください。
洗ったら水分を拭き取りしっかりと乾燥させます。
直射日光を避ける
紫外線や熱は、ゴムの劣化を早めますので、日陰で風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
方法としては2つ
- 1つずつビニール袋に入れる
- タイヤ保管用シートを被せる
屋外に保管する際は、タイヤの保管シートをかぶせておくと良いですね☆
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直射日光だけでなく、砂やホコリ、雨からも守ってくれます。
空気を抜いておく
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも柔らかいです。
適正空気圧の場合、タイヤが張っている状態なので、負担がかかり早く硬化してしまいます。
なので、保管するときは、タイヤの空気圧を半分くらい抜いておくと良いでしょう。
タイヤの空気を抜くには、エアゲージがあると便利です☆
(500円ぐらいで購入できます↓)
|
普段の空気圧チェックにも使えるので1つ持っておくと便利ですね。
自分で買わなくても、近くのガソリンスタンドやカーショップで無料で貸しているところもありますよ。
積み方に注意する
タイヤを保管するときには、置き方にも注意が必要です。
おすすめする積み方としては下記の通りです。
- ホイール付き → 横積み(平積み)
- タイヤのみ → 縦積み
ホイール付きのタイヤは重いです。
縦積みにしてしまうと、接地面にばかり負担がかかり、変形してしまうことがあるので、横積み(平積み)がいいんですね。
ホイールが付いていると横積み(平積み)の状態でも、ホイールで重みを支えることができるので、変形の心配はありません。
それに対してタイヤのみで平積みにしてしまうと、支えられるものがないので、上に載せたタイヤの重みの負担を、一番下のタイヤが受けることになり、変形の原因になっていしまいます。
なので、タイヤのみで保管する場合は縦積みで保管するようにしましょう。
こういったタイヤラックを使うと、場所も取らず、キレイに保管しておくことができますね☆
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まとめ
保管方法などに気をつければ、結果的にスタッドレスタイヤの寿命を伸ばし、長く使うことができます。
もったいなくて5~10年も使う方がいるようですが、タイヤの状態によっては危険ですので、きちんと点検をして、タイヤの健康状態を把握するようにしましょう。
これは、スタッドレスタイヤに限ったことではなく、ノーマルタイヤも同じです。
私達の命はタイヤが支えていますので、万全な状態で走行するようにしましょう。
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