最近ではナビの性能が良くなったりスマートフォンでも無料のナビが使えたりするので、よほど道を間違えたと言う人はかなり少なくなったと思います。
ですが、
ナビに頼りすぎて安心してしまいつい話し込んだりして降りるインターチェンジを間違ってしまった、ということがないとは言えないのではないかなと。
また、中古車で一昔まえのナビをつけていると新しい自動車専用道路への経路が全然違うこともあって、
「あれ……もしかして今道間違えた…?」
なんて風になってしまう状況になることも、決してゼロとはいえないでしょう…。
ちなみに筆者の昔の話ですが、自分も東名高速道路の浜松インターチェンジで降りなければいけなかったのに間違えて浜松西インターチェンジまで行ってしまい、一時間近く余計に時間をかけてしまったことがあります。
こんな時は慌てないで「特別転回」という方法を取りましょう。
これは裏技でもなんでもなく、
「お金を無駄にせず、本体の目的地ぶんの正規料金で済ませられる」
という、知っていれば確実に得をできる(損をしない)方法になります。
これから紹介する手順を行えば時間とお金の損失を最小限に抑えることができます。きちんと手順を踏めば安全に戻ることができますよ。
ぜひ、今後頭の片隅に入れておいて万が一の時に活用してみてください。
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お好きな所からお読み下さい
高速道路で目的地を通り過ぎた!行き過ぎた!って時に超便利な特別転回の手順
高速道路に乗ったことのあるドライバーであれば、
- 目的地を通り過ぎた!
- 一つ先のインターで降りてしまった!
- ジャンクションから違う高速道路に乗ってしまった!
なんてご経験がおありかもしれません。
でも、もし間違って降りるインターチェンジを間違えた場合でも慌てる必要はありません。
まずは次のインターチェンジを目指しましょう。
次に、係員のいる
「一般」
という表示のあるゲートの料金所に入っていきましょう。(ETC限定ではダメです)
料金所の係員の人に
「降りるインターチェンジを間違えた!」
と言う旨を説明して通行券に特別転回承認のハンコを押してもらいます。
こんな感じで、切符に対してハンコを押して貰えるんですね。
いいこと知った
— スライサー (@slicekingdom) June 30, 2017
ここまできたら、あとは係員さんの指示に従いましょう。
ちなみに動画でも特別転回の方法を説明している、ドライブレコーダー車載動画の手順解説もあります。こちらも一緒にチェックしておくとより分かりやすいですよ。
係員の人から特別転回するためのインターチェンジの入り口を指示されますので、そこから入場しましょう!
入口のゲートで係員の人に先ほどをしてもらったハンコ押してもらった通行券を見せます。その後、特別転回専用レーンにて高速道路に入ったら目的のインターチェンジを目指します。
後は目的のインターチェンジで降りればそれで終わりです。
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ETCカードを利用している場合の料金支払いはどうなる?
ETCカードを利用している場合も基本的には通行券を利用している場合と同じ方法を取ります。
この場合、ETC専用のゲートではなく一般のゲートを通行します。
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特別転回前にETCカードは抜いておく!
注意していただきたいのは、
一般ゲートに入る前にETCカードを機械から抜くことです。
間違ってここで認識されてしまうと、ここまでの料金が請求されることがあります。注意してください。
また、ここでもしETCカードを入れてしまったまま料金所に入ってしまったのでしたら、その旨を係員に伝えましょう。そのために必要な措置を即座にとってもらえます。
その後は一般経由と一緒。出口のゲートで係員の人に降りるインターチェンジを間違ったことを説明し、指示に従って再度入場します。
この時、利用しているETCカードを料金所の係員さんへ提示することを忘れないようにします。その後はETCカードを機械に挿入し、当初の目的地のインターチェンジを目指します。
この方法で出口を出れば通行料金は目的地までのインターチェンジの分までしかかかりません。
特別転回できない場合もある?

降りるインターチェンジを間違えた時に便利な特別転回ですが、すべての区間でできるとは限らないようです。
まず、スマートインターチェンジではそもそも有人ゲートが存在しないため、特別転回ができません。
また、ETCカードを装着したままETC専用ゲートを通過してしまうとそのインターチェンジまでの料金になってしまい、戻るときも料金がかかります。
料金所の構造などでも特別転回措置が受けられていない場合もあります。
実際できるかどうかはアクセスしてみなければ不明な所が多いと思いますので、事前に電話確認をしたり、料金所の係員に確認してみたりすることをオススメします。
ちなみに、筆者がメインで使用することがよくある東名高速道路(新東名ではない方)は、ほぼ全ての区間に対応しているようです。
が、首都高や無人の料金所が多い新東名などでは対応できる区間が少なかったり、特別転回をやろうと思うと必要以上に距離を移動しなければならない所もあります。
距離があまりにも長い場合、移動のためのガソリンがもったいなくなるという問題もあります。その場合は…諦めましょう。。。
まとめ
別転回はきちんと対応すれば余計な通行料金がかかることはありません。降りた先の一般料金所ゲートの方でその旨を伝えれば簡単にできます。
ただ、
注意することは特別転回をするときは必ず有人のゲートに入ることです。料金所の係員に理由を伝えなければ特別転回をすることができないからですね。
間違っても逆走などということはしないようにしてください。(でも…これができる事を警察やNEXCOが大々的にCMしなかったりするから、悲惨な逆走事故が起こるんでしょうけれど…。)
逆走は法律に違反するだけでなく他の走行する車両にも危険を与える可能性が非常に高いです。道路の構造上走れるようになってはいますが、自殺行為ですからね…。
また勝手にインターチェンジの前でUターンすることも法律に反することになりますので絶対にしないでください。
とにかく大事なのは、慌てないことです。
特別転回できるインターチェンジが近くにあれば良いのですが遠くでは少し気が滅入るかもしれません。
ですが、この事を知っているのと知らないのとでは大きな差があります。ガソリン代は無駄になってしまいますが、それも旅の醍醐味というものです。余裕を持って近くのサービスエリアを楽しむぐらいのゆとりは持っておきたいでしょう。
時間は無駄になってしまうかもしれませんが、料金を無駄にすることはありません。
それに、事故らないことが高速道路では何よりの幸運でしょう。
慌てないで対応すればむしろ普段できない経験がもう一つできたとも言えますよ。
それでは、お気をつけて!
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