たぶん、タイヤをお店で交換する時に店員さんから聞いてことがある方は、言葉はご存知かと思います。
実際、お店でタイヤ交換時に必ず聞かれるホイールバランス。
「これってやる必要あるの?」
と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと必要です!
では今回は、
- ホイールバランスって何なのか?
- どのぐらいの料金がかかるのか?
- 本当に調整は重要なのか?
これらを説明していきたいと思います。
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ホイールバランスとは?調整によって得られる効果は?
ホイールバランスとは、タイヤとホイールの重心バランスのことです。
これだけだと何のことだかわかりにくいので、少し話を変えて説明します。
まずタイヤとホイールの違いをご説明します。
- タイヤ⇒黒いゴムを表面に纏っているモノ
- ホイール⇒タイヤの空洞にはめ込むモノ
なんとなくイメージつきますでしょうか?
自転車であれば、イメージしやすいと思います。
タイヤがパンクしたとき、外側のゴム部分だけ交換したり、バンク部分をふさいだりして補修しますよね。
この2つが上手く組み合わさって初めてクルマは走れます。
少し話が脱線しましたが、本題に戻します。
ホイールバランスは、走行中にタイヤとホイールが上手く回転出来るように調整することです。
皆さんは、組み立て式家具やプラモデルを作ったことは、ありますでしょうか?
これらは、マニュアル通りパーツを組み合わせれば、十分に製品になりますよね。それは、製品化の前に、接合径やバランスなどを考慮した上でマニュアルが作成されているからです。
しかしタイヤとホイールは、そうはいきません。
タイヤとホイールは、厳密には真円ではない上に高速で絶え間なく回転するパーツなので、細かい調整が必要になるのです。
そのために必要なのが「ホイールバランス」なんですね。
ホイールバランスをしていないと、どうなるの?

ホイールバランスをしないまま走ると、走行が安定しません。
これによって
- タイヤの摩耗に偏りが出る。⇒上手く回転が出来ていない
- 燃費が悪くなる
などのデメリットが目立ってしまいます。
結果的にタイヤの摩耗が偏り、寿命を早めてしまうことがあったり、安全走行に支障をきたすこともあるので安全のための投資と割り切ってバランス調整することが必須ですね。
現代のタイヤの加工技術は昔よりもはるかに良くなったとはいえ、大量生産されている工業製品ですから、やはり少しの歪みというものはあります。
では、ホイールバランスはどうやって取るのか?
続けて説明していきましょう。
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ホイールバランスってどうやってするの?いくらかかるの?
ホイールバランスの取り方については、機械に頼るしかありません。
ちなみにバランスはこんな感じで「カウンターウェイト」という鉛でできたクリップのようなものをタイヤに挟み込んで調整します。(シールのように貼るタイプもあります)

なので、
ホイールバランスは店でタイヤ交換してもらう際に、一緒にしてもらうことが原則基本となりますね。
ちなみにお店だとオートバックス、イエローハット、ジェームズなどのお店や、近くの自動車整備場、整備士のいるガソリンスタンドに持っていくパターンですね。
ちなみに料金相場は
- オートバックス⇒¥4,320-/4本~(Web限定)
- イエローハット⇒¥4,320-/4本
だいたい1本¥1,000-程度で行ってくれるところが多いです。
自分で装置を購入し、調整する方法もあります。が、その調整装置は¥15,000-~¥20,000-程度します。
それだけでなく、自分でタイヤを取り外す工程も含め、ジャッキや工具類などの費用も別途かかると考えた方が良いです。
なので、
- サーキット走行などでしょっちゅうタイヤ交換をする方
- 年間走行距離が4万キロ以上で、自分でタイヤ交換やホイールバランスを調整することが苦でない方
- ホイールをちょくちょく交換し、クルマをいじることが好きな方
などの条件にあてはまる方であればこちらを推奨します。
ある程度の知識や体力は、必要になります。スペースや技量などが十分にあれば、DIYでも良いですが、面倒くさがりだったり、抵抗がある方は、お店でやってもらうのが無難でしょう。
注意:
※タイヤ交換するのに自動車整備士の資格は不要ですが、締め付けトルク管理などの保安点検は必ず実施しましょう!
まとめ
それではホイールバランスについて紹介していきました。
タイヤ交換や定期的メンテナンスでしておかないと、タイヤの寿命を早めたり、運転に支障をきたす恐れがあります。
ホイールバランスの料金は、店でやってもらうなら、¥1,000-/本程度。個人でやるなら初期投資で、¥20,000-程度および十分な整備スペースが必要です。
これらを把握した上で、タイヤ交換の際にはホイールバランスを取るようにしていきましょう!
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