近所の駐車場などで、年中ワイパーが立っている車、見たことありませんか?
「なんでいつも立ててるんだろう?」と思う人も多いはず。
冬はワイパーを立てておいたほうが良いというのは、みなさん聞いたことがあるかもしれません。ですが、夏にもワイパーを立てるってえのは、あまり聞いたことないです。
でも、調べてみたら、いくつかのメリットがあることに気が付きました。何気なく続けるだけでも、これはかなりお得だと思いますよ。
今回は、ワイパーを立てるとどんな効果があるのか、また、冬と夏でワイパーを立てる意味の違いについて、ご紹介します!
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お好きな所からお読み下さい
ワイパーを立てる効果
ワイパーを立てることは、ワイパーや車にも優しい、とてもメリットのあるものです。
冬と夏では理由は違えど、ワイパーを立てることによって、ワイパー自体の寿命を延ばすなどのメリットがあるんです!ワイパーの寿命が延びれば交換頻度も長くなり、とっても経済的ですよね♪

もっというと、ワイパーを立てることによって得られる具体的には、3つが主な効果が期待されます。
- フロントガラスとワイパーゴムの間に砂やホコリが溜まるのを防ぐ
- ワイパーゴムの変形を防ぐ
- ワイパーブレードが湾曲するのを防ぐ
ただ単に立てるだけでこれだけの効果があるって、素晴らしくないですか?笑
フロントガラスとワイパーゴムの間に砂やホコリが溜まるのを防ぐ
普段、ワイパーを寝かせている人は、わかると思いますが、フロントガラスとワイパーゴムの間には、砂やホコリが溜まりやすいんですね。
特に、黄砂のときなんかは、一晩であっという間に細かい砂が溜まってしまいます。
気にしない人も多いかもしれませんが、そのままワイパーを動かすと、フロントガラスが傷ついてしまう可能性があるうえ、ワイパーゴム自体へのダメージがあるため、劣化を早めてしまいます。
それにゴムにも微細な凸凹が発生してしまって、水をスパッと切れなくなる(スジが残る)ことにもつながってしまいやすくなるんです。
ワイパーを立てることで、それを防ぐことができるという訳ですね。
ワイパーゴムの変形を防ぐ
ワイパーゴムは、ワイパーブレードから均等に圧力が加わることで、ムラなく雨水を掻いています。
ただ、ワイパーを使わないのに寝かせたまま放置していると、圧力がかかり続けることになるので、ワイパーゴムが変形してしまうんです。
表現としては、「ワイパーゴムの接地面が潰れてしまう」というと、イメージしやすいでしょうか。
ずっとワイパーと窓ガラスがくっついてしまっていると、拭き上げの水のキレ具合も悪くなってしまい、拭き残しのスジが残ってしまうことにもなりかねません。
ワイパーブレードが湾曲するのを防ぐ
長期間ワイパーを寝かせたままの状態にしていると、ワイパーゴムと同じように、ワイパーブレードの方も圧力によって、曲がってしまいます。
そうすると、ワイパーゴムに均等な圧力がかけられなくなり、雨水を掻くときに、ムラになってしまうんです。
ワイパーを立てておくことで、不要な圧力がかからないので、ワイパーブレードやワイパーゴムの変形を防ぐ事ができるんですね。
これらの効果により、ワイパーの寿命を伸ばすことができるんですね!
ただし、ワイパーは半年~1年で交換時期とされる、消耗品と言われています。
ゴムが切れていたり、ムラがあるようだと、本来の性能を発揮できない状態、つまり「寿命」ということになりますので、交換が必要です。
交換方法の具体的な手順や種類などはこちらを参考にしてくださいね!
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ワイパーの立て方
基本的に、ワイパーの立て方はシンプルで、ワイパーブレードもしくはワイパーアーム(ワイパーブレードが付いている根元の部分)を持って立てるだけです。
ただし車種によっては、ワイパーアームの根本がボンネットにぶつかって立てられない場合があります。
その場合、ワイパーを動かしてから、立てる必要があるんですね。
基本的な手順としては下記の通りです。
- キーをON→OFFにする
- ワイパーのレバーをあげる(もしくは手前に引く)
- ワイパーが1回(もしくは2回)動き、真ん中で止まる
- ワイパーを立てる
車種によって多少異なることがありますので、不明な場合は、取扱説明書を確認するようにしましょう。
また、ワイパーのアームを曲げずとも、ちょっとだけ浮かせることができる専用グッズというものが存在します。
たとえばこういったものですね。
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(クリックで拡大)
これは、ワイパーゴムのブレード部分とガラスを最小限の距離で離すことができるので、冬の積雪地以外ではかなり重宝することでしょう。
また、右ハンドル用と左ハンドル用の二つの種類があります。間違えて購入しないように気をつけてください。
あと、小さいので運転前に外し忘れることのないように気をつけてくださいね!対策としてはリマインダー(思い出すキッカケ)として、2つを目立つ色のヒモとかでくくりつけておくとペアになってなくしにくくなると思いますよ。
私もそういう感じで活用してます。
真冬と夏で意味が違うって本当?
ワイパーを立てる基本的な効果はわかってもらえたと思いますが、先ほど紹介した3つの効果以外にも、冬と夏に関しては、他の意味があります。
そして、その意味はそれぞれ違うというのは、本当です!
もっと言うと、季節ごとのシチュエーションに応じて、必要だからやられているごく自然なことなんですね。
では、どんな理由があるのか?冬と夏で意味の違いを見ていきましょう!
冬にワイパーを立てる意味とは?
雪が降らない地域では、あまり見慣れないかもしれませんが、ほぼ9割の人がワイパーを立てていると言っても過言ではありません。
冬の駐停車時にワイパー立てるの北陸だけって聞いてびっくり(O_O)
ほんとに?? ずーっとこの光景が当たり前だと思ってきたけど。 pic.twitter.com/nyHwYJj7kp— 76 さちこ (@76Kolashiyo) 2017年1月24日
具体的には、下記のような効果を得られます。
- ワイパーゴムが凍りついて動かなくなるのを防ぐ
- 凍りつくことによりワイパーゴムが傷み、劣化するのを防ぐ
- 雪の重みによりワイパーが破損するのを防ぐ
- 車の雪かきをスムーズに行うため
冬にワイパーを立てるのは主に、“雪や凍りつくことによるワイパーの破損を防ぐため”ということですね。
極端な低温はゴムの劣化を早めますし、ずっと窓ガラスに押さえつけられている状態はたしかにワイパーによくなさそうです。
夏にワイパーを立てる意味とは?
真夏にワイパー立てている人は多くはないですが、ちゃんとした意味があるんです!
- フロントガラスが高温になってワイパーゴムが溶けるのを防ぐ
- 溶けてフロントガラスに固着するのを防ぐ
- フロントガラスにワイパーゴムの線、形がつくのを防ぐ
ワイパーゴムは熱に弱く、真夏の炎天下では、溶けてしまうことがあります。
夏にワイパーを立てるのは主に、“熱で溶けてフロントガラスに固着したり劣化してりするのを防ぐため”ということですね。
寿命を延ばす、というのは夏冬どちらも一緒ということが分かったと思いますので、今日からぜひやってみてください。
まとめ
ワイパーを立てることで得られる効果、メリットがたくさんあるということ、わかっていただけたでしょうか?
冬や夏だけでなく、一年を通してワイパーを立てていれば、ゴムの劣化を防げるので結果として寿命が伸びます!
結果的にお財布にも優しいというわけなんですね♪
ワイパーを立てることで得られる効果は
- フロントガラスとワイパーゴムの間に砂やホコリが溜まるのを防ぐ
- ワイパーゴムの変形を防ぐ
- ワイパーブレードが湾曲するのを防ぐ
冬は
- ワイパーゴムが凍りついて動かなくなるのを防ぐ
- 凍りつくことによりワイパーゴムが傷み、劣化するのを防ぐ
- 雪の重みによりワイパーが破損するのを防ぐ
- 車の雪かきをスムーズに行うため
夏は
- フロントガラスが高温になってワイパーゴムが溶けるのを防ぐ
- 溶けてフロントガラスに固着するのを防ぐ
- フロントガラスにワイパーゴムの線、形がつくのを防ぐ
結果的に、ワイパーの寿命を延ばし、経済的になる一石二鳥であるということですね!
みなさん、是非参考にしてみてください。
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